再会 ~先生×教え子 秘密の恋愛~
会議室の教師たち
「つーか卒業生なら、会議室の場所くらい覚えてるもんだろ。」
ごもっともです~。
そういいながらガラリと会議室の扉を開けた先生は、ちょっとめんどくさそう。
そうだ。
この中にはもう、アタシと同じ新任の先生がいるのかもしれない!
胸がいきなり高鳴った。
そりゃ先生と話してるときもドキドキしてたけど、今はまだ信じられなかったんだ。
・・・・・・アタシのこと覚えてないし。
「こんにちは~。」
ちょっと不安げに会議室に入ると、そこにはもうたくさんの先生たちが集まっていた。
「え~と、おまえで最後だぞ。おせぇよ。」
先生は名簿だと思われる紙に印をつけて、アタシを軽く睨む。
へへ。あのころも、こんなこと何回かあったなぁ。
そう思いながら辺りを見回すと、結構若い人が多く集まっていた。