ヤンキーの恋~少年編~
プロローグ
「もう駄目だ!」

そんな言葉と共に私は深夜の高速道路を飛ばしていた。

行き先は決まっていない。

平凡な毎日。

特に不満もない。

ただ私には誰にも言えない秘密がある。

かなり悩んでいた。

薄々感じていたんだ。
(隠しきれない)と

そろそろ、秘密がばれそうな予感がする。

(この事は誰にもばれる訳にはいかない!)

(逃げるしかない)

私は退社して家に帰る途中だったが、いつもとは逆方向にある高速道路のインターへ、ハンドルを回していた。

私は自分の意見を伝える事が苦手なほうだ。今の会社に入ってから自分の感情を殺して生きてきた。

だが不満と不安が溜まりに溜まり私は壊れた。

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