ヤンキーの恋~少年編~
暴走族にはいったが中学の時のグループとは、その頃もよく遊んでいた。
私と俊介以外は全員高校生で、私と俊介だけがドロップアウトしていた。俊介は暴走族ではなく、カラーギャングになり、暴走族よりタチが悪いと評判のチームに入っていた。

俊介曰く

「これからはヤンキーもオシャレじゃなきゃダサいって!」

とアメリカンのバイクに跨り言う。

相変わらず俊介はモテていた。いつも違う女の子を連れている(相変わらず羨ましいぞ俊介)

そうして一年が過ぎた頃、もうすぐ17才になりそうな頃には名実ともに暴走族人生を激しく歩んでいた、一応女の子と付き合ったりはしたがヤンキーが故になんとなくという感じで長続きはしていなかった。

ある日、久しぶりに鈴村から連絡があった
「こんどさぁ女子高の子達と遊ぶんだけどくる?」と

俺は「喜んでぃ!」と居酒屋の店員並みに快諾をした。

ヤンキーのくせに、淡い期待を胸にソワソワした。

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