ヤンキーの恋~少年編~
深夜を回った頃、不良な人生を桜花している俺の電話がなった。

「ふぁいもっし〜?」
呂律が回っていないのが自分でも分かる。

「村山さん??」

(聞いたことない声だな、ってか誰だこんな時間に)と思い、口調を元に戻した。

「そうだけど、誰?」
「恵子です」

「どうしたのいきなり?なんで番号知ってるんだい?」俺の携帯番号は男しか殆ど知らない。

知っている女の子と言えばヤンキー女のみ!

「えっとね、椿がさ鈴村君にストーカーされてるっぽいんですけど助けてあげて貰えませんか?」と言い放つ。

(ストーカー?ドラマじゃあるまいしオーバーだな〜)

「勘違いじゃない?」
と聞き返すが

「なんか家の前とかから電話してくるらしいんですよ。」

(怖っ!それはストーカーかもしれないな)
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