ヤンキーの恋~少年編~
気が付けば仕事中にもダンプで同じ曲ばかり流していた。

八橋先輩もさすがに嫌な顔をしている。

次の日、雨で仕事が休みだ、それはドカチンの特権だ。

プータローの俊介と朝から一緒だ。

「俊ちゃんさぁ、女の子を誘う時ってなんて言って誘うよ?」

「はぁ?そんなんとりあえす゛どっか遊びにいこまいとかさ飲みいこまいでいいじゃん?てか村っちさぁ、椿ちゃん狙ってんだら?」
俊介にはバレていた。
さすが恋愛のゴールデンルーキーだな。

続けて俊介が言う

「さらっと誘ってみりん、さらっと」

(それが言えたら苦労してないぞ)

「わかってるんだけどさ言うタイミングがない、椿ちゃん冗談が通じないと思うからさ」
「じゃあ俺が貰うよ」
少し喧嘩腰に私は
「は?冗談だら?」と

「嘘だって、でも怒れただら、て事は好きなんだって、マジでもたもたしてると誰かに持ってかれるって、誰だって誘われて嫌な気分はしないだら?ヤンキーとかギャングとかパンピーとか関係ないし、まぁこーゆー時に根性出せや暴走族ぅ!」とはっぱをかける。

(まぁ駄目元でいくか!駄目なら駄目でシンナーに溺れよう)

方向性はおかしいが言ってみよう!とゆう気持ちになった
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