ヤンキーの恋~少年編~
コンビニで座込んで陽子の相手をしていた。陽子がマシンガンの様に喋るが内容が飛び飛びで意図が伝わってこない。

(早く解放してくれ)と思いながら、ひたすら相槌を繰り返す俺。

時間にして30分位たった頃「じゃ、行こうか」と陽子が俺に言った。

やっと解放されると思い「そっか!残念だけど帰りますか!」と、わざと名残惜しい振りをして立ち上がって、バイクのエンジンをかける俺、後ろに跨がる陽子

「じゃあ送っていくから家の案内してよ」と走り出した。

直進、右折、左折、を繰り返し陽子の家路に向かってると思っていた。
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