ヤンキーの恋~少年編~
なんかいい方法はないか?煙草に火をつけ考える。ヤンキーがコンビニの駐車場でギャルを泣かせているこの光景をなんとかせねば!


俺は閃いた!


わざと陽子に無理な要求をして嫌いになってもらう。それでまぁ先輩にチクられても、もうしょうがない!やけくそだ!いけ俺ここは鬼になれ


「あのさ」


「……ん?」


「さっき言ってたけどさ二番でもいいんだよね」

「……………」


「うぉい聞いてる?」


「……………いや」


「は?話が違うぜ俺嘘つきはめっちゃ嫌いだ」


そうだ俺…鬼になりきれ演じきれ俺、嫌われるんだ俺、二番なんて駄目だよ陽子、もっと自分を大切にするんだ。
< 70 / 102 >

この作品をシェア

pagetop