ヤンキーの恋~少年編~
「〆仝♯♀☆※」

もはや俺は言葉にならない!何を考えているんだ?

「私にとってダーリンはダーリンでダーリンだからダーリンなの…」

意味がわからないが必死に泣くのを我慢しているのがわかる…


「…………」


今度は俺が無言


「ダーリンがいてくれるなら二番でもいいよ!ダーリンが浮気したいならそれでもいいよ!私もっと可愛くなってダーリンを釘付けにするもん!」

今にもまたうずくまり泣き出しそうだ…明らかに無理をしている


俺は鬼になりきれないみたいだ。こんなに俺の事を好きになってくれているのに…



心が揺らいでしまう!


(椿ちゃん…椿ちゃん…俺は椿ちゃんが好きだ…)心のなかの葛藤とは別に口が動いてしまった



「充分可愛いよ陽子」


泣きそうな顔の陽子の頭を軽く撫でた瞬間、陽子は又泣き出して俺に抱き付いた。


< 72 / 102 >

この作品をシェア

pagetop