ヤンキーの恋~少年編~
「えっ?なにがいいの?聞こえないよー」


こういう空気、雰囲気が物凄く苦手な俺は全く空気が読めない人のような振りをして、わざと意地悪な答え方をしてしまった。なんとなく照れ隠しか何かわからないが、イジメたくなってしまうシャイで内気な癖に天の邪鬼な俺


「もぉ!ダーリンのバカ!バカ!バカ!」


上目で唇を尖らす陽子

イジメがいがありそうだと思いながら冷静に聞き返してみる


「単刀直入に言ってみ」

「陽子…に…」


「うん」


「もっと…触れ…てよ」
< 78 / 102 >

この作品をシェア

pagetop