ヤンキーの恋~少年編~
「あ〜女ほしい」

が仲間の合言葉だった様な気がする。仲間でばかり集まって遊んでいたので女っ気がないのはしょうがないと自分に言い聞かせていた。

俊介と鈴村はいつも女連れだったが…しかもいつも違う女…

余裕な表情で俊介と鈴村が俺に言った

「信一の女は?」

「俺は軽い女は嫌だ!」と強がってみたが心では泣いていた。

同級生のヤンキー好きは俊介の独占市場だった。同級生の非ヤンキー系は鈴村の人気が高い。

(て事は俺は下級生か他校の女を選ぶしかない)と勝手に決め付け下級生の校舎を意味もなく巡回してみたりした。淡い期待を胸に!

又この頃から、他校のヤンキーとも交流が増えていき色々なツレが増えた。まぁヤンキー女は皆ケバいのが相場だが、ギャル系女はヤンキー好が多かったので期待は膨んだ。

そして中学を卒業してさらに荒れて加速する青春!

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