ヤンキーの恋~少年編~
俺は暴走ルートを途中で抜けて八橋先輩に電話をかける。


魔術師は八橋先輩達が作ったチームだからだ、魔術師は市内でもイケイケの部類で喧嘩好きばかり集まる大所帯の激しいチームだ。勿論シンナーは厳禁のチームでよくボン中狩りをしている。そんなチームにシンナーで飛んでる女の子が一人拉致されたら・・・・・・想像はつく・・・・最悪だ・・・・


時間が無い・・・出てくれ・・・・


幸運にも八橋先輩は数コールで出た


「おう、どうした?」


「先輩!マジで助けてください!!!」


「ど、どうした?」


「椿ちゃんが先輩の後輩にシンナー吸ってて拉致られたみたいで・・・・どうにかしてもらえませんかね!?!?」


「まじか!!!!誰が拉致ったか後輩に電話して探すわ!!でも人数多いから時間がかかるかも知れんぞ?大丈夫か?」


「とりあえず俺、暴走抜けたんで魔術師が溜まってそうな場所探します。」


「わかった!!急ぐわ!!魔術師が文句言ってきたら、俺の名前出していいから無茶すんなよ。俺達も引退してから目が届いてないし、危ない奴も多いからな」


「ありがとうございます。じゃ急ぐんで失礼します。」


時間が無い!!
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