ヤンキーの恋~少年編~
それはある夜だった。陽子は地元のツレと遊びに行っていた。陽子が用事のない時以外は、いつも一緒にいてシンナーばかり吸っている。俺の用事や俺が地元のツレと遊ぶ時もほぼついて来る。俺は陽子の用事にはついていかない。じゃないと一人の時間がないから…

(久々の一人だな!)


(暇だな~)


いつも陽子と一緒にいた為に自分一人の時間の上手な使い方がわからなくなっていた。

(シンナー吸お!)


結局こうなる。これじゃ陽子がいる時と変わらない。

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