あたしとペットの関係



非常階段についたら、本当に理夢がいて、それで、、、



泣いてた。


もちろん泣かしたのは俺で、だから話しかけにくくて、しばらく黙ってた。


理夢は、俺に気付いてるのか分からないけど、必死で泣きやもうとしてる


俺の前でじゃ、涙も流せないのかな。そうおもったら、結構悲しかった。


「理夢?」

久しぶりに名前で呼んだ。理夢の肩がピクっと揺れた。

また不安になる。

でも、勇気をださないと。

傷つけるのは簡単だけど、優しくするのって難しい

「理夢?」

もう一度呼んでみた。


「な、なんですか?」


涙声で、潤んだ瞳で、可愛い唇で、

もう、ダメだと思った。


「りょ、涼くん!?」


気付いたら、抱きしめてた。


我慢できなかった。


可愛くて、可愛くて、理夢の全てを知りたいと思った。


俺のものにしたいと思った。











「好きだ」
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