【短】幼なじみ。
雄ちゃんはいつもと変わらない笑顔で接してくれた。


それが私にとってどんだけ嬉しいことか・・・雄ちゃんは気づいている??



「優奈ー!!シャーペン忘れたから貸して~!!」

2時間目が終わり3時間目の前の休憩時間、雄ちゃんはそう言ってきた。



「え~・・・。どうしよっかなぁ??」

ちょっと意地悪になる私。


「優奈ー!!お願い!!!」


「わかったぁ・・。」

私はそう言って水色のシャーペンを取り出すと、


「いやだっ!!オレンジ色のシャーペンがいい!!」

雄ちゃんはそう言って私の筆箱からオレンジ色のシャーペンを取り出した。



オレンジ色は私がいつも使っているシャーペン。


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