今日から私はお姫様
私があたふたしていると、アオくんは余裕そうに言った。

「いい気になってんのはどっちだよ。
つーか一目ぼれだけでここまで入れ込むってキモすぎる。

お前、やばいって。」

とても上級生に言う言葉とは思えない。
若王子さんはふるふると震えながら、アオくんに低い声で尋ねる。

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