今日から私はお姫様
アオくんは私から唇を離すと、若王子さんに向かってきっぱりと言ったのだった。

「俺は、奈緒が好きだから。」

そんなことを言うアオくんとの初めてのキスは、血が混ざっていて鉄の味がした。

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