今日から私はお姫様
そう言うアオくんの目は真剣で、いつもみたいに目を逸らしたりしなくて。

アオくんは本気なんだ、と思った。

「…ま、いきなりんなこと言われても混乱するわな。

だから…奈緒はそのままでいろ。俺が変わって、絶対お前に好きになってもらうから。」

アオくんは照れもせずにそんなことを言う。なんだか恥ずかしくて、ついつい俯いてしまった。

< 140 / 281 >

この作品をシェア

pagetop