今日から私はお姫様
変だな、と少し違和感を感じていると、アオくんが口を開いた。

「…お前…なんで奈緒の彼氏だって言わないんだ?」

そうだ。いつもの若王子さんなら即答するはずなのに、果さんには私を彼女と紹介しない。

若王子さんはアオくんの指摘にバツが悪そうな顔をしていた。

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