今日から私はお姫様
ひどいこと言ってるのはわかってる。
だけど若王子さんを責めないと、辛くて辛くて私の心が折れそうだった。

「…さよなら、若王子先輩。」

若王子さんに一瞥くれることもなく、私はただただ走った。

涙が出るのも気にすること無く、私は旧校舎を出た。

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