今日から私はお姫様
「…果さん。」

黙っていた若王子さんが、口を開いた。

果さんは、首を傾げて若王子さんを見ている。

「あの…奈緒は…理由もなく手を出すような奴じゃないです。」

「……なっ……!」

「今、何かもめてたんじゃないですか?
俺にはよく聞こえなかったけど…。」

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