今日から私はお姫様
若王子さんが狼狽している隙をついて、果さんは大きな声で言った。

「キープしときたいって言ったの!一貴を!」

「…え?」

振り向こうとする若王子さんを引っ張って、私は思い切り背伸びした。

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