今日から私はお姫様
私が唇を離すと、若王子さんはもう振り返ろうとはしなかった。

若王子さんの背中越しに見える果さんも、目を見開いて私を見ていた。

私は若王子さんだけを見つめると、必死の思いで伝えた。

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