今日から私はお姫様
アオくんも若王子さんも、自信に満ちた目で私を見てる。

絶対自分が選ばれる、といった表情だ。

「あのー…で、出来れば私、出たくないかなぁ…なんて…。」

「いや、参加は絶対だから。」

「どっちと出る?奈緒。」

私の意見は即刻却下。うぅ、どうしても出なきゃいけないの?

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