MAMα13
光と音
『もしかして…』


それが怖くて
いつも1つの場所から中々動けない時があった


生理がこなくなって少しの月日がたった頃、私は一人で近所の川の花火大会の様子を家の2階ベランダから眺めていた。


ドーーーーン


ドーーーーーーーーーーン


目もくらむほどの華火(かび)な輝きと大きく鳴り響く音


ドーーーーーーーン



ドーーーーン





心の中で毎日逃げ道探すのに必死になっていた


中1でまだ出来上がった体じゃないし…
生理不純だってあってもおかしくないよ…


全然大丈夫…。







(助けて…)
< 10 / 35 >

この作品をシェア

pagetop