先生は19歳
「・・・・ん・・・」


「あ、目ぇ覚めた?」


どうやら私は教室で自習中に寝てしまっていたらしい。


「今何時?」

「6時半」


目の前に座っていた北村君が時計を見ながら答えた。


「あ~しまった!!そんなに寝てたのか・・・北村君は何してたの?」


「ん?帰る準備・・・かな」





そう言うと彼は鞄を背負ってドアを開けた。


「あ!待って!」


私も彼の後に続く。
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