先生は19歳
「ほい」

「あ、ありがと」


彼がかってきてくれたのはホットココア。


あたしがコーヒーを飲めないことも、ちゃんと覚えていてくれたんだ・・・


二人で公園のベンチに座って、缶を開けた。






「なんかさ~もう本気で受験って感じだね!」


「当たり前だろ?もう12月じゃん。まだ受験気分になってない奴がいたら相当危ないよ(笑)」


「それもそうか!」




しばしの沈黙が続く。

けれど、北村君は白い息を吐き出した後、口を開いた。



「藤原、あのさ・・・おれさ・・・」


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