先生は19歳
「だって昔は藤原、よくそいつの話ばっかしてたけど、最近めっきり話に出てこねぇもん」



彼の勘は鋭かった。




「ね、少し考えて見て。俺のことも。一緒に勉強して頑張って、一緒の大学行こうぜ」



私の心は確かに揺れていた。



好きでもない人とは付き合わないのが私の信念。


北村君のことは失いたくないし、傍にいたい。


でも、それってホントに恋愛感情?
< 151 / 228 >

この作品をシェア

pagetop