先生は19歳
「絵梨・・・」


「でもね・・・あたし・・・それでもやっぱり好きなんだ。先生のこと」


「・・・・。」


「嫌いになんかなれないの。嫌なとこ知っても、好きな気持ちが勝ってるの」






そう言って泣きじゃくる絵梨の隣で、私も泣きたかった。


絵梨の気持ちがよくわかるから。


きっと誰よりもわかるから。



絵梨と同じくらい、先生が好きだから。


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