先生は19歳
向かった先は塾。





今日は合格発表。




塾に入ると、すでにたくさんの人がいた。




「よぉ!どうだった?」

真っ先に声をかけてくれたのは井上先生。



「先生ぇ〜!!受かったよ〜!!今までホントにありがとう!」


「そうか!よかったよかった!俺から栗本くんに伝えとくよ!」







その名前が私の胸を締め付ける。


塾に栗本先生の姿はなかった。
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