先生は19歳
「ぁ・・・あの・・・」

酸素が足りなくて浅い呼吸をばれない様に繰り返す。

顔が熱い。きっと真っ赤だ。


「何?」


あんなセリフをさらりと言って、私をこんなにも動揺させておきながらこんなにも冷静なんて・・・


「メ・・・」

「め?」

だめかもしれない、でもいけるかもしれない。

言わないより言った後悔のほうが少ないはず!

一瞬絵梨の泣き顔が浮かんだが、必死に振り払った。


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