先生は19歳
「誕生日プレゼントねぇ・・・」

「お願い!ユリちゃん、知恵貸して!」

私はクラスメートのユリにすがっていた。

「唯子の好きな人、会ったことないから何がいいとかははっきり言えないけどねぇ・・・。まぁ、形に残らないけど、お菓子とかが失敗ないんじゃない?」

「ふーん・・・そうかぁ・・・お菓子ねぇ・・・」


私はふんふんと相槌を打ち、頭の中のノートに書き込む。


「駅前にできた新しいケーキ屋さん、おいしいって噂だよ。行ったことないけど」




そこで私たちはユリちゃん情報の“おいしい噂のケーキ屋さん”へ向かった。






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