先生は19歳
「今日も疲れたねぇ~」
「あぁ・・・ってかさ、全然話違うけど、ユリって彼氏いんのかな?」
「え?いる。北村君、ユリちゃんと幼馴染だから知ってるのかと思ってたけど」
「いや、最近全然話してねぇな・・・」
「ふーん」
「藤原は?彼氏とかいんの?」
「あたし?あたしはいないよ~」
「なんで?」
「なんでって・・・好きな人が…居るから・・・かな」
「ふーん・・・それってこの学校?」
「う~~ん・・・いや、大学生なの」
「ふーん・・・うまくいくといいな」
北村君とこんな話をするなんて思ってもみなかった。
でも、彼になら正直に話してもいいと思えた。