さくらんぼ
「志穂、ごめん遅くなった・・・。」

「隼人ぉ・・・。」

隼人は自分のブレザーを
私に掛けると、

落ち着くまで
ずっと抱きしめてくれていた。


「隼人、
 ありがとう・・・。
 こわっ・・・かったよぉ。」

さっきまでは怖くて
涙が止まらなかったのに

今はすごく安心している自分がいる。

隼人の力って凄いな・・・。



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