さくらんぼ
着いたのは人気のない教室。
山本さんはそこに入るとすぐ
険しい顔をして口を開いた。
「どうして志穂ちゃんなの?」
「何のこと?」
「とぼけないでよっ!!
隼人は志穂ちゃんが好きで・・・。」
山本さんはそこまで言うと
泣き出してしまった。
隼人が私を好き?
「山本さん、
隼人が私を好きっていうのは
勘違いだよ。
だけど、私は隼人が好き。
その気持ちは
だれにも負けない・・・。」
私は、思っていることを正直に話した。
私がそう言うと山本さんが
「私だって好きだよ!
だから手に入れたい!!
・・・そう思うことは
・・・おかしいことなの?」
って言って私に問いかける。
「私だってそう思うよ・・・。
でも、無理やり手に入れても
嬉しくない・・・。
そんなことをしたって
一生、好きになってなんか
もらえないっ!
それだったら、私は・・・
その人の・・・
隼人の恋を応援したい・・・。」
私がそう言うと山本さんは
落ち着いた様子で
「少し分かった気がする・・・。
隼人が・・・。」
と、呟いた。
最後の方は声が小さくて
何を言っているのか分からなかった。
山本さんはそこに入るとすぐ
険しい顔をして口を開いた。
「どうして志穂ちゃんなの?」
「何のこと?」
「とぼけないでよっ!!
隼人は志穂ちゃんが好きで・・・。」
山本さんはそこまで言うと
泣き出してしまった。
隼人が私を好き?
「山本さん、
隼人が私を好きっていうのは
勘違いだよ。
だけど、私は隼人が好き。
その気持ちは
だれにも負けない・・・。」
私は、思っていることを正直に話した。
私がそう言うと山本さんが
「私だって好きだよ!
だから手に入れたい!!
・・・そう思うことは
・・・おかしいことなの?」
って言って私に問いかける。
「私だってそう思うよ・・・。
でも、無理やり手に入れても
嬉しくない・・・。
そんなことをしたって
一生、好きになってなんか
もらえないっ!
それだったら、私は・・・
その人の・・・
隼人の恋を応援したい・・・。」
私がそう言うと山本さんは
落ち着いた様子で
「少し分かった気がする・・・。
隼人が・・・。」
と、呟いた。
最後の方は声が小さくて
何を言っているのか分からなかった。