赤い靴?


ダンスのステップを踏むように、靴は広場を駆け抜け、街を駆け抜け、教会を駆け抜け、森の奥まで走って来ました。

【見ろカーテン!俺様の華麗なステップを!もう災難なんて言わせねーぜ!】

「きゃー!!靴さん止まって!!
痛い!イバラ道のトゲが痛い!刺さる!」

【え?なんだって?聞こえねーぞカーテン!】


カーレンと靴は、そのまま森の奥へ奥へと入って行きました。
哀れカーレン。


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