song~君に送る歌~
「ついた」

そうすると彼はスタスタと歩いていった

――――ありがとうって言い忘れちゃった

「転校して来たばっかりなんだからこれから!」

ポジティブ、ポジティブ!

「私のクラスは・・・っと」

転校手続きは・・・

2-☆

め、めずらしいな

あぁ!だからネクタイにも☆があるんだ!

「☆・・・ほし・・・星っと」

あれー?

「どうしたの?」

ふわっとした髪

彼女の第一印象

「あ、あの!私幸歌っていいます!幸せに歌で」

「幸歌?すてきな名前ね。で、あなたはなにをしているの?」

「転校してきたんですけど・・・2-☆なんですけど・・・」

「あぁ。なるほどね☆組は、北校舎よ」

「北って。ここは?」

「ここは、西。3年校舎よ」

ここ広いから・・・

「ありがとうございます!!」

「どういたしまして」

「あのー」

私は正直に心をぶつけることにした

「どうしたの?北校舎ってどっちですか?」

「えっ・・・クス・・・」

「あぅ、ごめんなさい!」

やっぱり変な子っておもわれちゃったかな?

恥ずかしいよ・・・

「えっと。じゃあ・・・あ!生徒会長!案内してあげて」

生徒会長?
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