song~君に送る歌~
「渡中さん、こんどからいくときは北入り口からいくといいよ」

「北・・・ですか」

「そうそう。北入り口には、大きくティアラがついてるから、すぐわかるよ」

「ティアラですね!」

「そうそう。クラスも間違っちゃだめだよ。☆組はvipクラスなんだから」

「へ?そうなんですか?」

vipかぁ

「・・・ティアラ、ってあれですか?」

ティアラって言っても、マークだと思ってた・・・

「なんで本物の・・・しかもすっごいでかいのがついてるんですかぁぁぁ!!!」

「ははは・・・びっくりしすぎだよ・・・」

「・・・うぅぅ」

「2-1と2-2と2-3は一階ね」

1と2と3ね・・・

「二階は職員室とか特別教室」

特別教室ね

「で、三階が☆組」

「なるほど!わかりました!三階に行けば良いんですね!」

「いいや、最初に職員室に行ったほうが良いかな」

「わかりました!田辺先輩!ありがとうございました」

「どういたしまして。ところで幸歌ちゃん」

「幸歌『ちゃん』?幸歌でいいです。幸歌ってよんでください」

「じゃあ、幸歌、放課後中央校舎にきてくれる?」

「中央?えっと・・・どうやっていくんですか?」

「はい。これ学校の地図」

「んっと。この王冠のやつですか?」

「そうそう。今日はこれかしてあげるから。きてね?」

まぁ。大丈夫だとおもいますけど

「大丈夫だと思います」

「そうそう。自分に用事って言えば通してくれると思う」

「わかりました!」

わたしはしばらく先輩の姿を見送ってから校舎に入った

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