友情.そして恋.
Stage1
「んーっ!きもちー!」
青く透き通った空
キラキラ輝く太陽
いつもと変わらない毎日
いつもと同じように
自転車にまたがって
学校に向かう
白石叶恵〔しらいし かなえ〕
17歳 高校2年
そんで、彼氏いない歴歳の数って言う
悲しい女子高生…↓↓
あっ、好きな人くらいおるよ?
それは...秘密やけどね。
♪♪♪チリンチリン♪♪♪
『ぽんっ』
後ろからいきなり肩を叩かれた
「よっ!叶恵。はよっ」
「あっ…お、ぉはよ……」
いきなりのことで声が小さくなってしまった
まっ、声小さくなったのは
も一つ理由ありんけどね
それは……
「ぼーっとしとったらたんぼに落ちるぞ」
「うっうりゅさいっ」
「ぷっ!噛んどっし!笑」
「もー」
黒部恭〔くろべ きょう〕
17歳 高校2年
あたしとは、小学校からの同級生
そして、声が小さくなってしまった理由
それは.
あたしがこいつに7年間片想いしてるから
だから恥ずかしくってさ…照
「早く行かな遅刻すっぞ」
「わかっとるよ~」
こんな些細なことなんに
うれしいって思えるなんて
おもってもないやろーな
そんなことを思いながら
先に行ってしまった
恭を追うように
あたしも学校に向かう