至適彼氏
……………。



あれ…?

反応遅いよね?
ってゆーか、聞こえてた?
何か反撃考えてるとか?

無言の無反応が、逆に怖すぎ。


あたしは恐る恐る顔を上げる。


「あっ…。」



あたしの目に入ったのは、あの葛城君の顔。

意地悪でエッチなコトをする前の、満面の不敵な笑み。




「仁菜。今の言葉、絶対に忘れんなよ!!」




バカなあたしでも、これだけは分かる。


あたし、とんでもないコト言っちゃったよ!




神様助けて―――――!!!


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