至適彼氏
初めて見たアイツの私服。



太陽の光が反射する。

真っ白い、裾にレースがついたワンピース。



それって反則だろ。
もしかしてワザとか?

あんな格好してたら、人目も関係ない。


抱きたくてしかたない。

抑えることが出来ない、この感情。


欲しくて欲しくて、やっと手に入れることが出来た。



『仁菜』


俺を動かすことが出来る、ただ1人の女の子。



仁菜といると、ペースが乱れる。

俺が俺じゃなくなる。


いや、これが本当の俺なのか?
仁菜といると、素直になれる。
作り物じゃない俺に。




< 51 / 54 >

この作品をシェア

pagetop