至適彼氏
◆秘密
座り込んだまま、どれくらいの時間が経ったの?
突然、教室の扉が開く音がした。
「楠木、床に座って何やってんだ?もう下校時間だから早く帰れよ。」
見回りの先生の声で我に返る。
キョロキョロとあたりを見渡せば、真っ暗。
グラウンドで部活をやっていた、運動部の子たちの声も聞こえない。
あたし、どこまでバカなんだろう…。
目開けたまま、気を失ってたの?
今日起こったことが、まるで夢のよう。
信じられないよ。
あたしとは別世界の葛城君に告白されるは、
いきなりキスされるは、
おまけに胸さわられるは。
脚に力が入らなくって、フラフラしながら家に帰った。
途中、何回車にクラクション鳴らされたんだっけ…。
突然、教室の扉が開く音がした。
「楠木、床に座って何やってんだ?もう下校時間だから早く帰れよ。」
見回りの先生の声で我に返る。
キョロキョロとあたりを見渡せば、真っ暗。
グラウンドで部活をやっていた、運動部の子たちの声も聞こえない。
あたし、どこまでバカなんだろう…。
目開けたまま、気を失ってたの?
今日起こったことが、まるで夢のよう。
信じられないよ。
あたしとは別世界の葛城君に告白されるは、
いきなりキスされるは、
おまけに胸さわられるは。
脚に力が入らなくって、フラフラしながら家に帰った。
途中、何回車にクラクション鳴らされたんだっけ…。