20歳の私へ【短編】
「ねぇアッ君、結婚式いつにする?」


「そーだなぁ…6月中にはしたいな。6月に結婚すると長く続くらしいし〜…」


「そうだねーっ!!早くに招待状出したいから決めないと〜!!…ってか誰呼ぶ〜?」


「俺に聞くことーっ?それ。」


「いや、アッ君は誰がいーかなって。」


「あぁ…ん〜…中、高ってろくな奴いなかったし…小学校のダチがいーな。」


「みんなの電話番号変わってなきゃ連絡先分かるよ♪小学校一緒だといいよね〜♪」


「な。でも先輩とかも呼ばなきゃなぁー…」


「ん〜…まぁとりあえず、連絡網持ってくるから待っててね。」


「おーっ。」


アタシはクローゼットの中の

薄ピンクの紙袋を取り出した。

この紙袋には

小学校の色々なモノが入っている

こんなこともあろーと思い

保管しておいたのだ。



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