蒼い月~さよならのサイン~
晶の真実
「俊、ここまでは理解しているよな。」
「あぁ。分かっている。」
ガタッ
寝室から物音がした
急いで浩一が隣の寝室へと向かう
まだ俊は晶を心配する気になれなかった
少しして
隣から話し声が聞こえた
「俺が行くから晶はまだ寝ていろ。」
「でも…。」
「晶は頑張り過ぎだ。たまには俺の言うことも聞くんだ。」
「わかったわ。ありがと…う…」
すぅっと晶はまた眠りについた
浩一は晶が眠ったのを確認して後、ある場所へと俊を連れ出した