蒼い月~さよならのサイン~
同日 夜7時前
バシュッ
「浩一、ただいま。」
晶は履いていた靴を脱いだ
キッチンから美味しそうな香りがする
キッチンでは浩一がパスタを茹でていた
隣のフライパンにはカルボナーラが用意してある
「晶、おかえり。」
「彩名と俊は?」
浩一は黒いエプロンをして、テキパキと料理をしながら言った
「さっき、駅に着いたってメール来てた。あと5分程だろ。」
晶はゆっくりと目を閉じた
神経を研ぎ澄ます
するとある映像が見えた
そして目を開く
「二人とも、セブンの角曲がった所だわ。」