蒼い月~さよならのサイン~
「「おじゃまします。」」
「どうぞ。」
彩名と俊は部屋にあがり、リビングへと案内された
シンプルで必要最低限の物しか置いていないリビングを見て
初めて訪れた彩名は言った
「なんか・・・大人の人の部屋って感じだね。」
「浩一っていくつなんだ?」
「今度、25歳になる。」
「そうそう~、いい大人~。それにぃ~料理もしてくれるしぃ~!」
「晶は料理しなさすぎなの!」
「えぇ~!」
「もう少し、家事しなさいよ!」
「はいはい~。」
「もー、本当に分かってるの?」
「まあまあ、落ち着けよ。」
「さあ、出来たぞ。」
浩一がコンソメスープとサラダをテーブルに置く