蒼い月~さよならのサイン~



「お願いだから!!こっちを見て!!晶は!翠は!ここにいるから!!」



その時浩一の目に生気が戻った

「あ……き…ら…」

「そう。ここにいるから。」






浩一は晶を翠を確かめる様に震える手で晶の顔に触れた

浩一の手は血の気がなく、ひんやりとしていた




「ね?ちゃんといる…でしょう?」


「あぁ…。あき…ら。」



苦しそうに晶に無理矢理笑顔を向ける




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