蒼い月~さよならのサイン~


文化祭は2日間行われ、外部からも沢山の人々が来場される

この期間に彼氏、彼女を探す人が多く見られた

その内の一人がさおりだ






「彩名。見て!あの窓際の男子かっこい!」

「確かに。さおりのタイプだね。」

「あっ、ほら。こっち見た!」






窓際には2人の他校の男子が座っていた

一人はさわやか系でもう一人はお洒落眼鏡をかけている

二人とも最近人気のタレント歌手グループに似た髪型だ




「すみませーん。」

さおりの好みの眼鏡の男子が手をあげてこっちを見ている





「どうしよう。行くべき?やっぱり、彩名行って。」

「ダメダメ。ほら、行ってらっしゃい!ご主人様のところへ!」




さおりの背中をポンと押した





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