蒼い月~さよならのサイン~
「ちなみにテストはどうだ?」
「うん~、いつもとぉ~、一緒!」
「また、赤点ギリギリか…ま、そしたら俺が担任て事だな。」
「よろしくね~!せんせっ!」
晶と浩一は
生徒と教師という立場でありながら付き合っていた
浩一は胸ポケットからマルボロのタバコとシルバーのライターを取り出し火を点けた
カチャッ
ジュポッ
そして深く息を吸い込んだ
「それにしても、今日はテスト抜け出したのはバレなかったか?いつも…」
「遅刻、早退常習犯なのにぃ~?」
「それはしっかり自覚してるんだな。」
「そりゃね~!それにぃ~サボる時も抜かりないよぉ~。さっきも…」
「転任してきたばかりの教諭だしな。まだ、生徒の事はわからない。」
「あ~、言われたぁ~。」