蒼い月~さよならのサイン~
「これは変えられない事だったんだ。生まれた時から。」
こんな運命…
「そんなのの為に凛は生まれたのではないのに。」
翠は肩を揺らし泣いた
雅臣は抱きしめる力が自然と強くなった
「私が[凛]の最後をちゃんと見届けるから。だから、泣かないでくれ。」
雅臣様に辛い思いをさせてしまう…
でも…
雅臣様にしか出来ない…
「雅臣様。ありがとう。」
「私は君には弱いからな。」
最後まで雅臣様に迷惑かけてしまうのね…