蒼い月~さよならのサイン~
不安感
千年前
儀式 当日
儀式は毎回真夜中に行われる
その前に凛と翠は二人きりで最後の食事を取った
目の前には豪華な料理があり、最後の晩餐を楽しんだ
この栗や茸が美味しいだとか料理の話をしたり
幼少期の頃の楽しい思い出も沢山話をした
食事が一段落つくと沙弥がお茶を持ってきた
『失礼致します。お茶をお持ち致しました。』
沙弥は凛と翠の手前にほうじ茶を置いた
『ありがとう。』
『沙弥、ありがとう。』
『いいえ、凛様、翠様。それでは失礼致します。』